病気やケガで「今まで通りに働けない」と悩んでいるあなたへ
毎日の生活や将来への不安を抱えながら、ひとりで頑張りすぎていませんか? 障害年金は、特別な人だけがもらえるものではなく、病気やケガによって生活や仕事に制限が出た方のための「大切な権利」です。
しかし、いざ手続きをしようと思っても、役所の言葉は難しく、書類の多さに「やっぱり無理かも…」と諦めてしまう方も少なくありません。
でも、大丈夫です。 一つひとつ、順番に整理していけば、ご自身で申請を進めることは可能です。
このページでは、初めての方でも迷わずに手続きができるよう、以下のステップで分かりやすく解説しています。
- 「自分ももらえる?」 3つの必須条件をチェック
- 「いつから、いくらもらえる?」 あなたに最適な申請パターンを知る
- 「どこで何をもらう?」 書類の入手先と作成のコツ
- 「損をしないために」 時効と期限の注意点
あなたのこれからの生活が少しでも穏やかで安心なものになるよう、まずはこのページをガイドブック代わりにして、最初の一歩を一緒に踏み出してみましょう。
障害年金を申請するための「3つのハードル」をチェック!
申請の準備を始める前に、まずはこの3つの条件をクリアしているか確認しましょう。難しい言葉が出てきますが、一つずつ見ていけば大丈夫です。
① 初診日ハードル:その病気で「初めて病院に行った日」はいつ?
障害年金では、「一番最初にその病気やケガで受診した日」がいつかが最も重要です。
- チェックポイント: その日、あなたはどの年金(国民年金・厚生年金など)に入っていましたか?
- なぜ重要?: 初診日に加入していた年金の種類によって、将来もらえる年金額や、相談に行く窓口が決まるからです。
初診日がわからない時: 昔の手帳や家計簿、診察券を探してみましょう。どうしても思い出せない時は、年金事務所で相談するとヒントが見つかることもあります。
② 納付ハードル:保険料をしっかり払っていた?
「年金は老後のためだけ」と思われがちですが、実は「もしもの時の保険」でもあります。
- チェックポイント: 初診日の前日時点で、年金保険料をしっかり納めていましたか?(免除の手続きをしていればOKな場合も多いです!)
- なぜ重要?: 未納が多いと、残念ながらどんなに体調が悪くても申請が受け付けてもらえません。不安な方は、年金事務所で「納付要件(のうふようけん)は大丈夫ですか?」と聞けばすぐに教えてもらえます。
納付が不安な時: 窓口に行くのが大変なら、まずは「ねんきんネット」で自分の納付状況をネットから確認することもできますよ。
③ 障害程度ハードル:国が決めた「基準」に該当している?
最後は、今のあなたの状態が、国の定める「障害等級」に当てはまるかどうかです。
- チェックポイント: 日常生活や仕事に、どのくらいの支障が出ていますか?
- なぜ重要?: 障害年金には1級・2級(厚生年金は3級も)といったランクがあります。「今の状態なら何級に該当しそうか」を、主治医の先生と相談しながら進めていくことになります。
基準がわからない時: 無理に自分で判断せず、主治医に「障害年金の申請を考えています」と伝えてみましょう。
申請するにはどうしたらいいの?
3つのハードルがクリアできていれば、あとは申請をしていくだけです。
ざっくりとした大まかな流れを紹介します。
ステップ1:病院で「初診日」を証明してもらう(1週目〜1ヶ月目)
一番最初の病院へ行き、「受診状況等証明書」を書いてもらいます。
- ※一番最初の病院と今の病院が同じなら、このステップは飛ばしてOKです。
- ポイント: 病院によっては作成に2週間〜1ヶ月ほどかかる場合があります。
ステップ2:年金事務所で「納付要件」を確認する(1ヶ月目)
まずは最寄りの年金事務所(または役所)へ行き、保険料の支払状況を調べてもらいます。
- 持ち物: 年金手帳またはマイナンバーカード、本人確認書類
- 聞くこと: 「障害年金の納付要件は満たしていますか?」
- ここでもらう: 納付OKなら、その場で申請に必要な「書類一式(診断書の白紙など)」をもらいましょう。
ステップ3:主治医に「診断書」を依頼する(1ヶ月目〜2ヶ月目)
今の主治医に、ステップ2でもらった白紙の診断書を渡します。
- コツ: 診察時間内では伝えきれない「日常生活での困りごと」をメモ(日常生活動作のメモ)にして渡すと、実態に近い診断書を書いてもらいやすくなります。
ステップ4:自分で「申立書」を作成する(診断書を待つ間)
発症から現在までの経過を「病歴・就労状況等申立書」に記入します。
- コツ: 「診断書」の内容と矛盾がないように書くのがポイントです。
ステップ5:書類をまとめて「提出」!(3ヶ月目〜)
すべての書類が揃ったら、年金事務所へ提出します。
- ポイント: 「コピー」を必ず取ってから提出しましょう。
- その後: 提出から約3〜4ヶ月後に、結果が届きます(年金証書の到着)。
💡 一人で頑張る方への「お守り」メッセージ
「疲れたら、一度立ち止まっても大丈夫」
手続きを進めていると、昔の辛い時期を思い出したり、書類の多さに疲れてしまうこともあるかもしれません。そんな時は無理をせず、一休みしてください。
あなたのペースで、一つずつ書類を封筒に入れていく。その一歩一歩が、将来の安心へと繋がっています。もしどうしても行き詰まったら、年金事務所の窓口や、お近くの社会保険労務士など、専門家の力も頼ってみてくださいね。